2012年6月
熊野川流域の利水ダムにおける洪水時の運用改善
- 2012.6.4
- 6月4日、電源開発株式会社の池原ダムと風屋ダムでの台風接近時のダム操作の運用改善策が発表されました。
- 台風による大規模出水が予想される場合において、事前にダム水位を低下させダムの空き容量を確保するもので、出水期である6月15日から運用が開始されるというものです。
- この運用改善案は昨年9月台風12号の豪雨による大規模災害のような災害に対応すべく講じられた対策でありますが、私も昨年12月県議会本会議におきまして代表質問でこの問題を以下のように取り上げており、その結果として今回の改善策が講じられたことに大変満足しております。
- 今後も、真にお役に立てるよう質問を行っていきたいと思います。
- ≪以下12月6日代表質問より抜粋≫
- ・・・前文略
- また、豪雨による山腹崩壊とともに、今回の被害を大きくしたのは、池原ダム、風屋ダムなどの流域にある十一基のダムが、すべて治水機能を持たない利水ダムであったことが原因の一つと言われています。ダムの設置の許可や操作の指導監督は、国の権限であります。
- なぜ、一つの治水機能を持ったダムがないのか、疑問が残るところであります。
- また、利水ダムであっても、事業者は、洪水被害の軽減に最大限の努力をすることに社会的責任があるものと思っているところでございます。
- そこで、今後、国がもっと主導的、積極的に取り組み、国、電力事業者、河川管理者による洪水調節のルールづくりの検討、協議をするべきであり、県として、そのことを強く国に要望していただくべきではないかと考えます。
- ・・・以下略
流木が溢れる風屋ダム |
平成24年度奈良県林野火災消火訓練
- 2012.6.7
- 6月7日、平成24年度奈良県林野火災消火訓練が若草山二重目付近で行われ、私も今回は来賓として参加させていただいた。
- 訓練には奈良県、奈良市、(財)奈良県消防協会、奈良市消防局、(財)奈良県消防協会奈良支部(奈良市消防団)、奈良県警察に加え陸上自衛隊大久保駐屯地の第4施設団、第7施設団、八尾駐屯地の第3飛行隊、滋賀県防災航空隊も参加いただきとても有意義な訓練であった。
- 特に、滋賀県の防災ヘリには要救助者の救助や消火活動等ご活躍いただき、改めて、関西広域連合に入っていなくても関西広域連携の枠内で充分災害に対する対応が行える事が確認でき安心できた。
山頂本部テント前にて |
訓練の状況を見つめる |
滋賀県防災航空隊による救助訓練 |
奈良県防災ヘリによる救助訓練 |
消防車よりの放水 |
県議会 議員全員協議会
- 2012.6.28
- 6月28日に県議会議員全員協議会が開かれ、「今夏の節電等への取り組みについて」関西電力(株)奈良支店より説明を受け、計画停電時の対応等について話し合われました。
- 私からは計画停電時の周知について、特にお年寄りの住民の方々のようにメールやFAX等の利用できない方々の為に、自治体任せでなく関西電力として何らかの対応が出来ないかを質問し、関西電力からは専門部隊を作り、ポータブル発電機の貸し出しも含め可能な限り親切な対応を行っていきたいとの回答を得る事ができました。
質問に立つ荻田県議 |
質問に立つ荻田県議 |